神田沙也加さんが亡くなられた悲しいニュース。事件から3週間たった今も悔やまれてなりません。自殺を未然に防ぐことはできなかったのか、原因はなんだったのか。ネットでも憶測が飛び交っていますが、そんな中、死の直前に、恋人からの「死ね」と罵倒されていたと週刊文春(1月5日)が報じ、その証拠となる「死ね」と録音された音声データ入手しているとされています。 トップ出典画像インスタグラム
罵倒した交際相手は
沙也加が交際していたのは、主演ミュージカル「マイ・フェア・レディ」で共演していた俳優・前山剛久さんと言われています。二人は、2020年8月に上演されたミュージカル「王家の勲章」で共演し、同年9月から交際スタートしていたようです。順調に交際していたようですが、交際から1年が経ち、前山さんの元カノの存在がちらつき、関係がギクシャクしはじめていたようです。参考:週刊文春
出典インスタグラム
そして、問題のこの音声には、2人は同棲を始めようとマンションを決めたのにもかかわらず1ヶ月で引き払おうとする前山さんの声らしき音声。それに加え前山さんが、沙也加さんに内緒でマンションを購入し、言い争っている様子と報じています。しかし、その会話は、涙声にすがる沙也加さんに対し、前山さんと思われる男性が「死ね」と何度も罵倒する内容。
前さん 「死ねよ、もう。めんどくせぇな。」
沙さん 「『死ね』って言わないで。」
前さん 「死ねよ。」
沙さん 「『死ね』って言わないで。」
前さん 「死ねよ。」
沙さん 「何で言うの?」
前さん 「死ねよ、マジで。」
沙さん 「死んだらどうなの?」
前さん 「ん? 別に。」
沙さん 「何とも思わないの?」
前さん 「うん。」
沙さん 「せいせいする?」
前さん 「うん。お前しつこいんだもん、だって。」
沙さん 「『死ね』って言わないで。叩きなよ、じゃあ。『殺すぞ』とかさあ、『死ね』とか言うんだったら。言うこと聞かせればいいじゃん、それで。」
前さん 「そんなことしないよ。殴ったらだって俺、悪くなるじゃん」
沙さん 「そんなこと言ったって、『死ね』って言ったって、『殺すぞ』って言ったっておんなじだよ。」
前さん 「いいじゃん、もう死ねば。みんな喜ぶんじゃない?」
沙さん「私が死んだら?(喜ぶってこと?)」
前さん「うん。」
沙さん「なんでそんなこと言えるの? みんなに嫌われてるってこと?」
前さん「うん。」
沙さん「ねえ、そんな酷いこと言わないでお願いだから。」 2022年1月5日 週刊文春より
週刊文春の報道と同じく1月5日になると、前山さんが所属するワタナベエンターテイメントは、
「昨年末より心身に不調をきたし、、治療に専念するため、当面は活動を休止」
と、前山さんは舞台を降板することを発表しました。予定されていた舞台も降板。
これは、事実と認めるべき発表なのか、前山さんからのコメントもなく、真実はまだわかっていません。
もし、この報道が事実だとすれば、これは本当に許されることではありません。人を死に追いやるほどの罵倒、または現在も問題となっているネットによる誹謗中傷も同じです。
犠牲になってしまった沙也加さんの死を無駄にしないためにも、死をせまる罵倒について、
決してしてはならない、この「死ね」と罵倒する行為。これは犯罪になる可能性が十分あるということ。
脅迫罪:相手を畏怖させる行為。この行為は、あなた、またはあなたの家族の指名、財産、身体、自由、名誉などを害する言う行為で、畏怖したかどうかは問いません。
「殺すぞ!」という一言でも、脅迫にあたります。
「死ね」は、害するは、一言だけでは脅迫にあたらない可能性もありますが、連呼して、あいてに「死ね」と言い続ければ、脅迫罪に当たる可能性があります。
事例でいうと、
またほかには、
「死ねよ」と自殺を促すような言葉が、自殺関与罪(自殺教唆)になる可能性あります。
「死ねよ」など自殺を促すような言葉は、自殺関与罪になることもあります。
判例
もし、今回の音声データが本当だとしたら、殺人教唆になる可能性は十分ありますよね。
音声の入手ルートは?
現在では音声の入手先は分かっていません。可能性としては、
・沙也加さんが録音し、友人に相談し、自殺を友人が週刊誌に公開
・沙也加さん、または前山さんの自宅が盗聴されていた。
などが考えられると思います。
推測にすぎませんが、音声データは、本人である沙也加さんが録音した可能性が高いのではと察します。となると、日頃からこのような罵られて、録音するまでに至り、この時点でかなり、追い詰められていたと思います。
精神的に憔悴した沙也加さんは12月18日、1人ホテルで思い余って、自殺したのではないでしょうか。音声の流出は、聞いた友人が許せいない行為と、真相を流したのではないかと思います。
もし、自分の愛娘が、こんな酷い罵倒にあい、命を落とすまで追いこまれてたと知ったら、絶対に加害者を許すことはできないでしょう。
この音声は、前山さんなのかどうか、明らかではありませんが、前山さんの事務所は大手芸能事務所「渡辺プロダクション」。報道と同日に、体調不良のための降板は、事実上、芸能界引退をせざるおえない状況と判断したからかもしれません。
沙也加さんの両親でもある、神田正輝さん、松田聖子さんも大物芸能人でもありますが、この渡辺プロダクションに所属するタレントを訴えることができるのか。加害者は、脅迫罪、または殺人教唆など刑事事件となる可能性もあります。
しかし、たとえ許せない相手を法的に訴えても、最愛の娘が戻ってくるわけではありません。
ご遺族にとっては、本当に悔しく想像を絶する深い悲しみだと察します。
沙也加さんの死をもって、これ以上、こんな卑劣な行為が行われないように、犯罪であること、最も卑劣な行為であるということ、同じような被害、また連鎖が起こさないためにも、世にも記しておこうと思います。