タレントで女優の高橋メアリージュンさんが、妹でモデルの高橋ユウさんの妊娠について
先日、妹の高橋ユウさんが「行列のできる法律相談所」で妊娠を発表しました。
するとメアリージュンさんが、10月17日のブログで、
妊娠を公にしなかった期間に、無理をしていないか心配で仕方なかったと、掲載。
安定期に入り、やっと安心した模様。
もちろんまだまだ気は抜けませんが、
生まれてくる日が楽しみで待ち遠しくて仕方ないです。
メアリー叔母さんになります。笑
生まれたら、私の趣味・「妹の子」になるでしょうね。笑
オフィシャルブログより
とのコメントに、嬉しさが伝わってきますね。無事元気なお子さんが生まれますように。
さて、そんな妹想いのメアリージュンさんですが、ドラマ「コウノドリ」では産後うつに悩む妊婦の役を演じ、その演技が「胸に刺さる」「共感した」「白身の演技に引き込まれた」など反響が多く話題になりました。最近では演技が評価され、女優として確固たる地位を築きつつあります。
女優としても順風満帆にいってるように見えるメアリージュンさんですが、実は壮絶な過去がありました。
高橋さんが中学1年の時、父か経営する牛乳店が倒産しました。すると、闇金からの取り立てが自宅に来るようになり、家族は夜逃げ同然で逃げる日々が続いたそうです。
夜逃げするときは、目隠しをされ、新しい住まいに連れて行かれ、
こんな状況の中でも、お母さんは、
どんなに辛いことも、いつか笑って話せるエピソードになるから
と家族を励まし、
メアリージュンさんも、このお母さんの言葉で、困難は幸せになるためのきっかけだ、と考えるようにしていたそうです。
と言ってももちろん貧乏は、変わらず、ご飯のおかずには焼く肉のタレだけなど、極貧生活の始まりでした。
そんな中、お母さんが、
「たまには家族旅行するよ」
と、いとこから車を借り、高速を使わず、滋賀県大津市から8時間かけて向かったのが、
「横浜・湘南オーディション!」
すると、見事、グランプリを獲得!
そこから人気モデルとして歩み出しました。
16歳からモデルとして仕事をしていたメアリージュンさんですが、なんとモデルで稼いた給料を、全て実家に送り、その借金の返済をしていたそうです。メアリージュンさんは、実家からお小遣いだけをもらって生活し、いまでも実家に送金し、その返済をし続けているとのことです。
返済し続けている時は、友人の誕生日に誘われても、プレゼントが買えるお金がないため、嘘をついて断ったり、友人とご飯を食べに行っても、支払いが気になって楽しめなかったそうです。
借金のために必死に働いていたんだと察します。本当に家族思いのお姉さんなんですね。
東京ガールズコレクションでも常連となり、大手企業のコマーシャルやバラエティ番組にも出演、そして女優としても活発に仕事をこなしていました。
そんな順風満帆にも思えた2013年、難病でもある潰瘍性大腸炎を患い、治療をしながら仕事に挑みました。トイレに頻繁に行ってしまうため、2014年公開の『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』の撮影中には、オムツを履いて挑むことに。このことは当時、主演の佐藤健さんにだけは伝えていたそうです。
そして、2015年、今度は顔面麻痺も。
すると、2016年には、29歳の若さで、なんと子宮頸がんになってしまいます。すでに治療を行い、現在は病気を克服されています。
そんな高橋メアリージュンさんが、子宮頸がんを患った経験や過去の半生の苦難を乗り越えてきた事などを赤裸々に告白した著書「Difficult? Yes. Impossible? … NO.わたしの『不幸』がひとつ欠けたとして」は反響を呼んでいます。
メアリージュンさんには、妹でモデルの高橋ユウさん。弟は絵画アーティストの高橋源治さん、プロサッカー選手の高橋祐治さんがいます。
幼い10代の頃から苦労をされたメアリージュンさんですが、
「他人から見たら不幸に見えるけれど、本人からしたら決してそうではないことがある。自分の幸せは他人が決めるものじゃない。」と語っているメアリージュンさん。本当にドラマのシナリオのような壮絶な人生を歩まれてきたからこそ、大切なものがきちんと見えているんだと思います。
今でも小遣い制のままだそうですが、演技派の素晴らしい女優さんとしての活躍を期待しています。
画像引用:インスタグラム