昭和の結婚に関する傾向は、25歳が適齢期なんて、よく言っていたものです。
大学を卒業後、花嫁修業で習い事をし、仕事はお茶汲み係で腰掛けに数年務めた後、寿退社と言うのが通例パターンのように思われていました。
近年は、女性もキャリアを持ち、総合職でバリバリ働き、実力が認められる時代になりつつあります。
しかし、
恋愛においては、未だ、昭和時代と変わらないまま。
一般的に、男性側から「結婚しよう!」
と言うまで、待たなければならないのです。
つまり、男性側に主導権が存在しているのです。
彼女が結婚したくても、男性側がしたくなければ、プロポーズはない。
このパターンが多い。
男女の結婚について、このようなデータもあります。
厚生労働省の人口動態統計では、2018年における初婚の平均年齢は、
男性が31.1歳
女性が29.4歳
その差は、女性が1.7歳、女性が早く結婚しています
そして、ファッション雑誌「Oggi」が発表している、
男女の理想の結婚年齢が見てみると、、、。
女性の理想の結婚年齢
20-24歳 7.7%
25-29歳 30.8%
30-34歳 53.8%
35-39歳 0.0%
40-44歳 0.0%
45-49歳 0.0%
50歳以上 7.7%
男性の理想の結婚年齢
20-24歳 0.0%
25-29歳 12.5%
30-34歳 37.5%
35-39歳 37.5%
40-44歳 0.0%
45-49歳 0.0%
50歳以上 12.5%
参考:oggi
女性は、25歳から34歳までにしたいという人が大半です。これは妊娠や出産、子育てを考えてのことでしょうか。
一方、男性の場合、半数は、30歳を過ぎ39歳ごろまでが理想の結婚年齢という結果でした。
ここに、理想が5歳離れた男女の温度差があります。
男性側の理由としては、
- 仕事でキャリアを積んでから
- 夢を叶えてから
- 家庭を持つのが重荷
- 金銭面
- 独身でいたい
男性の場合は、結婚はしたいけれど、先送りという印象ですよね。
実際に初婚の結婚年齢は、女性の方が1.7歳若いのですが、理想では、5歳年下の彼女(または5歳年上の彼氏)なら、ちょうど理想の婚期が重なる可能性があります。
もし同じ歳なら、待ち時間が長くなる可能性が、、、。
彼女 | 彼氏 | 婚約 | |||
a | 結婚したくない | + | 結婚したくない | = | 不成立 |
b | 結婚したい | + | 結婚したくない | = | 不成立 |
c | 結婚したくない | + | 結婚したい | = | 成立可能性あり |
d | 結婚したい | + | 結婚したい | = | 成立 |
男性側に、「したい」という意思がなければ、結婚が成立しない傾向にあります。
男性がその気がなければ、女性は待つ身、受身の状態です。
そして、いつの時代、今でも、
男性が片膝ついて、指輪の箱をパカッと開ける、
こんなシチュエーションを夢見ているのです。
こんな王子様お姫様のような、プロポーズは、ほんの一握りです。
どんなプロポーズでも彼にされれば嬉しいですよね。
A子さんの場合
4回以上違う男性にプロポーズされている知人のA子さんがいました。A子さんは、21歳の時に最初の結婚、そして離婚、結婚を繰り返し、39歳の時には、4回目の結婚をしました(離婚の理由はまた別で)。そして41歳で出産。
現在は、4番目の結婚から12年が経ち、今でに幸せに、4番目の旦那様とお子さんと暮らしています。
彼女の凄いところは、4回プロポーズされたことです。
知り合ってデートを繰り返し、恋愛の半年から1年で、プロポーズをされ、後はYesと答えるだけです。
どうしてそんなにプロポーズされるの?
俗に、彼女の方が、飛び抜けてお金持ちで、それを目当てに男性がプロポーズするという場合もあります。
しかしA子さんは、そんな訳ではないのです。純粋に、男性側が、この女性に夢中になる。
なぜか、彼女には結婚したいと思わせる魅力があったのです。
彼女を見ていると、テクニックともいえる
幾つかの魔法がありました。
魔法1
無料アイテム
「頷く」、「褒める」、「笑顔」
を使います。
彼の話を、興味深く聞き(頷き)、笑顔を絶やさず、そして褒める。
褒めると、また何か話出します。
また頷き、微笑み褒める
この繰り返しだけです。
本当の意味の興味は持たなくても、演技で良いのです。
でも、彼にとっては、なんだか気分が良く心地良いでしょう。
人は、居心地良いところにまた戻りたいと思います。これは、都合の良い女とは違います。戻ってくる理由は、
笑って聞いてくれる、彼は楽しいはずです。また次回も話を続けて笑ってもらいたいと思うでしょう。
特に一緒にいようとは、こちらから誘わなくても誘ってきます。
銀座のクラブで使う「さ・し・す・せ・そ・」と似ていますね。
料理の「さ・し・す・せ・そ・」は、「砂糖・塩・酢・醤油・味噌・」ですが、銀座にも、「さ・し・す・せ・そ・」があるのです。
それは、人を喜ばせたり、接客のプロフェッショナルが使います。
銀座クラブの「さしすせそ」
さ = さすが
し = 知らなかった
す = 素敵
せ = センスいい!先生!
そ = そうなんですね。
これを繰り返すと、とっても聞き上手に見え、話す相手は楽しくて気分良く、銀座やサービス業の場合はお金を落としてくれるんでしょうね。
これは、20年近く前に銀座に詳しい方から聞きましたが、おそらくもう30年も40年もこの基本があるのだと思います。最近では、テレビの番組にも扱われたこともあろ、知ってる男性もいるかもしれませんが、それでも褒められると、嫌な気はしません。逆に銀座のプロではない彼女に言われた方が信んじてくれるでしょう。
魔法2
初めてどこかへ行った時、初めての経験など、彼も彼女も忘れないはず、そこで彼にも初体験させ、法則1を使いながら魔法にかけていきます。
初体験っていうと、大それた計画をしなくてはいけないのかなと思いますが、小さなことで大丈夫です。
例えば、彼が一度もやったことないのは、なんでしょうか。
A子さんの場合は、一緒にお泊りに行った際は、自分のピアスを彼に外してもらうそうです。ピアスを外すのは、緊張するみたいで、少し震えた手で外してくれたそうです。女性のピアスを外してあげるのは初体験で、外出先でピアスを見るたびに彼女を思い出し、ピアスのプレゼントもしてくれるようになったそうです。初体験は忘れないんですね。
これは人によって好みがあると思うので、彼のことを思い出して考えてみます。
例えば、男性だけで足を踏み入れることがあまりできない場所。お出かけや買い物に、下着専門店へ立ち寄るのも良いかもしれません。
ピーチジョンや、ヴィクトリアシークレット店舗など、かわいい女性の下着やインナーウエアの店。海外では、ヴィクトリアシークレットの数フロアある大規模な店舗で、彼と店で数時間デートを楽しむ人も多くいます。
男性にとっては、女性といるときしか行けない限定のアミューズメントパークです。この貴重な空間は、特別な時間に間違いありません。
魔法3
好きだと、いろいろしてあげたり、尽してしまうことってよくあります。
彼を愛していると、ついしてしまうこの行動。
しかし、この「尽くし」の裏側には、「私はこれだけしてあげたのに、彼は何もしてくれない」と、見返りを求めてしまうようになります。
すると、見返りが十分でないと、だんだんそれが勝手にストレスになり、
やがて、
「何で何もしてくれないの?(私はこんなにしてあげたのに)」
「何で私を見てくれないの?」
「何でもっと良い店に連れていってくれないの?」
「私の価値はこんなもの?」
、、、と彼に問いただすようになります。
相手のことを思ってしてあげると、相手は誰でも喜びます。しかし、勝手に好意でしてくれたはずが、見返りの要求が少しでも見えてくると、それだけで相手にプレッシャーを感じ、常にストレスを抱え、居心地が悪くなります。すると、次第に、そこから本能的に「逃げよう」という行動に出てしまいかねません。
この状況が続くと、ある小さなきっかけで喧嘩になったり、
または、ある時、彼は、架空の人や他の人の方が、よく見えてしまう可能性があります。
尽くしてあげて、自分であえて、ネガティブ方向へ持って行くようなことはしてはいけません。
自分が何かしてあげたい場合、「見返し」と言う概念は完全に捨てます。
A子さんの場合
実家に住むA子さんの場合は、妹がクッキーを作ったら彼にもおすそ分け、母親が煮物を作ったら、大量に作ってしまったのでと言って、彼にも一人分と、おすそ分け持って行きました。一人暮らしだった人には、とても嬉しいおすそ分けですし、彼も、家族の方にありがとうとよろしく伝えてと、家族関係の話題になります。プレゼント攻撃でなく何気に尽くしてあげる=彼のことを考えてあげるのが良かったのでしょう。
よく、実家に住んだ方が、結婚が逆に早いというのは、
彼女の送り迎えで、両親や兄弟に挨拶したり面識があると、
彼女を大事に扱い、責任感が出て、結婚を考える交際に発展しやすくなります。
実家住まいではなくても、実家からお菓子や漬物を送ってきたので、とおすそ分けしたり、家族は、彼の存在のことを知っていることは、彼にわかっても良いかもしれません。
尽くし方も、プレゼントや高額なものも嬉しいですが、素朴でも、安いものでも、彼には十分伝わります。
「尽くし」は、重すぎないように、見返りを考えるのはNGです。
魔法4
実際には、かかったふりをします。
それは彼にたいして「尊重する」という姿勢を持ちます。
彼に尊重する気持ちを持つと、彼にもそれが伝わります。
彼を尊敬する魔法にかかってあげましょう。
この尊敬は信頼につながるからです。
もし、尊敬するに値しない、仮に疑わしいことがあっても、「疑わない」、見えないふり、絶対に問いただしてはいけません。
誰でも、ちょっとした隠したいことはあります。例えば隠れてダイエットしていたり育毛剤を使っていたり、例え、他の女性がちらつく気配があってもほっておきましょう。
それよりも、信頼を大切にします。
問いただした時点で、彼は信頼されていないことにがっかりし、これまでの信頼関係が崩れ、マイナススタートになりかねません。
そもそも、彼は自由なのです。あなたの所有物ではなく、彼は自分の人生を自由に決める権利があるのです。その代わり、私も自由。
相手に対し「あなたは自由」という気持ちでいます。
自由にできるというのは、信頼のもとに築きあげます。彼が自由である裏には、あなたも自由だということに、次第に彼が気づくでしょう。
実際に信頼関係が培われると、頻繁に会わなくても大丈夫です。
今は、メールやSNSですぐに報告もできるので安心です。
また、報告しても、相手にレスポンスは求めません。
A子さんの場合は、まさに、裏表もなく、毎日出かけると報告、夜も遊びに行くたびに報告していました。
今どこにいるの?
と聞くのではなく、
「私は、ランチしてます!」写真添付
「ケーキ作ってます!」写真添付
「友達とお茶してます」ツーショット写真
など、
彼の居場所や生活を聞くのではなく、こちらのスタイルだけ発信します。
彼も、このスタンスに、自分のことも時々発信するかもしれません。
時には、「夜出かけますー」
と言って夜遊びへ行くのも報告します。前述したように信頼関係ができているので、夜遊びに行くことは、お互い信頼のもとOKです。
お出かけ報告して、彼から返信がなくても、気にしないようにします。勝手にこっちが送信してるんだから。
すると、たまにA子さんが1日でも報告をしないと
「どうしたんだろ?」
と彼も気になりだします。
そう、気になりだした時、こんな思いがよぎります。
他の人に取られたらどうしよう、彼女は良いところがたくさんある。今は僕にしか知らないたくさんの良いところ。でも他の人にそれが知れたら、奪われるかもしれない、と、少し不安になってきます。
彼は、彼女が遠くに行ってしまわないように、引き止めるのにはどうしたら良いか。
純粋に彼女を自分のもにするには、妻にするしかない。
そう思ったとき、プロポーズ心が湧いてきたようです。
これでA子さんは、4人の男性から実際にプロポーズを受けました。
彼女期間中は、彼女ズラをしてヤキモチ焼き、彼の行動を制限しようという行動に出てし増すことがあります。
「今どこにいるの?」といつも問う。
彼が、男同士や、夜遊びに行くのに良い顔をしない。
しかし、それをしてしまうと、その彼女期間である時点が、彼女の最終駅(最終地点)になってしまいます。いつまでも彼女のまま。それは、彼がそれ以上のステップアップを求めないからです。
この4つの魔法は、実は、このようなテーマがあります。
魔法1褒める 竜宮城のような空間=また行きたい戻りたい
魔法2印象に残る体験=忘れない
魔法3ポジティブ=前向き、将来明るい
魔法4信頼=絆
彼女のこれらの行動は、彼が、将来を共にしたい相手にふさわしい、振る舞いでもあります。
自分でも、これらを務めるとなると重荷ですが、1〜2年だけ魔法にかかってみます。
5年以上も魔法にかかる必要はありません。5年魔法をかけても進展のない彼には、少し距離を置いてあげると、今までの竜宮城のような暮らしが遠のいていくのに、焦りが出るかもしれません。
魔法は、罪ではありません。おとぎ話ですが、シンデレラも魔法を使って王子様と結婚したのです。この童話は美徳として子供の時から読み聞かされていました。魔法はあなたの一つの武器だと思って、参考として捉えてくださいね。この魔法がかからなくても、あなたに魅力があるのには違いありません。魔法にかかって、シンデレラのようなHappy end になりますように。