俳優伊勢谷友介氏の大麻取締法違反罪に問われた判決で、伊勢谷氏の社会活動に対しての姿勢を表し話題に上がりました。その内容を見てみると、社会貢献するために共に創り上げた有志、龜石太夏匡氏 の存在がいたこと。 出典とトップ画像kouenirai.dmm.com
そして、龜石さんと、伊勢谷氏には運命とも言える繋がりがー。
今回は、
その龜石太夏匡さんに注目してみました。
龜石太夏匡 氏とは
龜石太夏匡(かめいしたかまさ)
株式会社リバースプロジェクト社長、脚本家、俳優
1971年 (49歳)
東京都生蒲田
東海大学文学部北欧学科卒業
大学在学中に、脚本を書きながら、俳優の勉強をスタート。
22歳の時、1993年の映画「ソナチネ」に出演。
1993年、大学3年の時、龜石氏の兄2人と、アパレルビジネス「PIED PIPER(パイド・パイパー)」立ち上げ、事業に加わる。その後、20代後半まで携わり、俳優の伊勢谷友介氏と出会う。
龜石氏は、学生の頃から夢だった脚本家を目指します。
2002年公開の映画「カクト」(脚本・出演)
2008年公開の映画「ぼくのおばあちゃん」(脚本・プロデュース)
2012年公開の映画「セイジ 陸の魚」(脚本・プロデュース)
などの話題作を手掛けていきます。
2009年、伊勢谷友介との共同代表で、株式会社リバースプロジェクトを立ち上げます。
「PIED PIPER(パイド・パイパー)」は、「亀石三兄弟」として若者の間でのカリスマ的存在の、長男剣一郎、将也、太夏匡の3人が、1993年11月に渋谷の並木橋にセレクトショップをオープンさせたのが始まり。
パイドパイパーは、オリジナルブランドのほか、インポート商品も扱い、ハイセンスセレクトとアーティスティックな店作りが新風を吹き上げ、若者に圧倒的な支持得て、当時、当時の流行の走りでもありました。
その頃に、東京芸術大学の学生で、モデル・俳優の伊勢谷友介氏がお客として訪れ、伊勢谷氏に、「亀石は脚本を書きたい」、「伊勢谷氏は監督をやりたい」という話で盛り上がり意気投合したそうです。
伊勢谷氏に、自身が書いた脚本を見せると、「面白い!」「また新しいのが見たい」と答えてくれて、「こいつと一緒に、本気で映画をつくろう」と、決意。
周囲の反対を押し切り、「PIED PIPER」を辞め、脚本を書き、映画を作ることをゼロからスタートすることに。
愛車はポルシェ、住まいは当時人気のレインボーブリッジが見れる高級マンションに住んでいた亀石氏、しかし映画作りのため、車を売却し、安い住まいに引っ越し、映画のこと以外は一切やらないという意気込みで臨み、資金を集め、40歳までにできなかったら、映画作りからはきっぱり足を洗おうと、本気で取り組んだそうです。(*参考文献dreamgate)
当時の伊勢谷氏は、イタリアのブランド「プラダ」のミラノコレクションにも参加したり、1999年には映画「ワンダフルライフ」に出演するなど、次第に知名度が高くなっていき忙しくなる日々。それでもほぼ毎日脚本、映画の話をするほど。
そして、必死の思いでついに完成した、最初の映画「カクト」(2003年)が公開されました。
「カクト」(2003年)
監督・脚本;伊勢谷友介
共同脚本:亀石太夏匡
プロデューサー是枝裕和
キャスト;伊勢谷友介、伊藤淳史、加瀬 亮、香川照之など、
是枝裕和と伊勢谷友介のコラボということで話題になりました。
そして、2作目は、
映画「ぼくのおばあちゃん」2008年
脚本・プロデュース;亀石太夏匡
監督:榊英雄
キャスト:菅井きん、岡本健一、阿部サダヲ、清水美沙、原日出子、柳葉敏郎、深浦加奈子、船越英一郎、亀石 征一郎、
監督は、俳優で監督でもある榊英雄氏、そして錚々たる豪華キャストが揃う映画で話題に。
そして、主演、菅井きんさんは、なんと82歳にして映画初主演隣、ギネス世界記録に「世界最高齢映画初主演女優」としても認定されました。
伊勢谷氏とは、出会ってから10年以上をも共に時が流れ、互いに社会活動の考え方が持ち上がるようになり、
2009年に、伊勢谷氏とリバースプロジェクトを立ち上げました。
1959年に東映ニューフェイス6期に選ばれた俳優の亀石征一郎さん。同期には千葉真一さんや太地喜和子さん、真山和子さん、茅島成美・新井茂子・都築克子らがいます。1960年に、『おれたちの真昼』でデビュー。1962年に松竹芸能に移籍。
親友である千葉真一さんのジャパンアクションクラブの重役になっていたことも。
出演作品は東映の映画、大映、日活、松竹まで数多くの作品の出演しています。
1970年に実写化された日活映画「あした
のジョー」では、力石徹役で出演されています(主演石橋正次さん、他小松政夫さんなど)。
ドラマ「銭形平次」には、13回、「遠山の金さん捕物帳」3回、水戸黄門には39回、大河ドラマにも数回出演しており、「新・平家物語」では藤原頼朝役で出演している、時代劇にも、日本の歴代ドラマには貢献した人物。
俳優の父の教育の一環で、中学生の時に、父の親友でもある千葉新一さんのJACにはいたそうです。夏と冬の合宿に参加していたそうです。当時は人気のクラブで、俳優さんのための合宿。真田広之さんや堤真一さんなど、有名俳優さんを排出しています。この合宿は20日間泊まり込みで、朝は5時起きで、2時間山道を走ったりみっちりしごかれたそう。JACといえば、真田広之さんや堤真一さんなど、有名俳優さんを排出しています。 (*参考文献dreamgate)
体が資本の俳優として成功を目指す人たちの精神力、ものすごかったそうです。龜石さん、裕福な生活をやめてまでも脚本家を目指した意気込みなど「やると決意したら、本気で取り組む姿勢」は、このJACでの経験は少なくとも影響していたのかもしれませんね、
そんな、龜石氏と、伊勢谷祐介氏には、酢酸の共通点があり、親友となるのも運命が引き寄せたのかもしれません。
偶然にも、亀石さんの店に訪れた伊勢谷氏、
亀石氏は、脚本家を目指す脚本家、 兄弟でファッションブランド経営、父は東映の俳優
伊勢谷氏は、ファッションモデル、義兄は山本寛斎、父はテーラー(仕立て屋)俳優としてもスタートしたばかり。
お互いの似た境遇に、意気投合し、のちに親友となっていくの巡り合わせだったように思います。
そしてさらなる因縁がー
伊勢谷氏が、かつて父が演じた映画「あしたのジョー」の「力石徹」役に抜擢
1970年版(日活)「あしたのジョー」矢吹丈=石橋正次 力石徹=亀石征一郎
2011年版(東宝)「あしたのジョー」矢吹丈=山下智久 力石徹=伊勢谷友介
出典:日活(1970年)あしたのジョー 力石徹=亀石征一郎
出典:東宝(2011年)あしたのジョー 力石徹=伊勢谷友介
これまで何万本もある映画の中で、40年の時を経て同じ役を演じることなんて、どれくらいの確率でしょうか。
そんな2人が、手を取り合った作り上げたリバースプロジェクト
基本理念は「人類が地球で生き残るためにはどうするべきか」誰もが心の奥底では、次の世代によりよい環境を残したいと願っているはずです。
取り壊した家屋の廃材を使用してオブジェや家具
ジーンズブランドのLeeとコラボレーションし、廃棄予定のデニムにクリエイターがデザインを施して再度市場に出し、収益の一部を環境改善に繋げるプロジェクトも実
そして、廃棄されるエアバックで、バックパック(ショルダーバッグ)
そのアイディアや、未来に形を残していく新しいものを作るものづくりは、同じくファッションに携わってきた映画を世に残していく、2人の理念そのものだったんですね。
「地球は一つしかないから大切なもの」リバースプロジェクトが、これからどんな創造と世に送ってくれるのか楽しみですね。