ガンを克服した芸能人 最初の異変は? つんく♂ 野口五郎

お笑い芸人ペナルティのワッキーさんが、咽頭がんのため過酷な闘病生活を送っていいたことを公表しました。

ワッキーさんが異変を感じたのは、2020年の3月ごろ。左の首にしこりが感じ、近くの耳鼻科へ、そこでは原因はわからず、大きな病院で調べると、中咽頭がんだと判明したそうです。帰宅するまでの運転はかなり動揺し、1ヶ月ほど家族には伏せていたそうです。

ステージ1ではあったものの、のどから首に転移をしていたため、放射線科科学療法での治療の末、YouTube「ペナルティちゃんねる」に出演し復帰されました。

プロのサッカー選手を目指していたワッキーさんは、サッカーと芸人のYouTubeが心の支えになっていたそうです。

元気になってまたたくさん楽しいワッキーさんの芸を見たいですね。  参考;北国新聞

 

国立がんセンターがん対策情報センターの推計によると、一生涯のうちに何らかのがんになる割合は、

男性で49%

女性で37%

日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになる。」とも言われ、

そして、発見されたがんのうち42%が、転移せず局所に留まった段階で診断されています。その段階で治療が始まれば、約90%の人が治るそうです。 参考:京都大学大学院医学研究科の教授より日赤和歌山医療センター

 

芸能界でも、がんを克服した人はたくさんいます。がんは早期発見が大事だと言います。芸能人の皆さんは、最初はどうやって異変に気づいたのか。なぜわかったのか。

 

つんく♂さん 2014年 咽頭がん

つんく♂さん。大阪府出身。1968年生まれ。
シャ乱Qのヴォーカリストとしてデビューし、また「モーニング娘。」のプロデューサーとしても活躍してきたつんく♂さん。
2014年に喉頭がんであることを公表しました。歌手でもあるつんく♂さんは、仕事上、普段から喉に負担がかかっており、ずっと違和感は感じていたそうです。

ポリープが出来たり扁桃腺が腫れたり、声がかすれることも。そのため、マメに検査をしており、当時も医師診断も、「職業棒で、酷使しすぎだね」と言われていたそうです。しかし症状が次第に悪化、声が出なくなってから生検してみると、がんと判明したそうです。2014年に咽頭がんであることを公表。一度完全寛解を公表したものの、再診するとがんが残っており声帯摘出をしたことも明かしています。つんく♂さんは、もっと早くに生検しておくべきだったと。辛かった闘病生活を、奥さんと三人のお子さんが支えてくれたそう。2016年からハワイで移住し子育ての真っ最中。そんな様子をつんく♂さんはインスタグラムに投稿しています。つんく♂InstagramInstagram

出典インスタグラム

 

 

生稲晃子さん 2010年 乳がん

毎年、区の検診に行っていた生稲晃子さん。2010年は、子育てに家事、仕事、義父に悪性リンパ腫が見つかるという深刻な事態も重なり、毎日が忙しく検診に行きそびれていたそうです。たまたま知り合いの医師にその話をすると、人間ドックを勧められ、年明けに人間ドックへ。

すると、8ミリほどの乳がんが見つかったそうです。手術と放射線治療を行いましたが、翌年また小さい腫瘍を発見。そして、その翌年にも再々発され全摘されたそうです。

心身ともに辛い治療にも、夫や娘さんが励みになったそうです。家族も共倒れにならないように、みんなで自己管理をすること大事だと語っています。

 

 

野口五郎さん 2018年 食道がん

2018年11月に健康診断で食道癌を発見。普段なら毎年2月に検診していましたが、この年だけは早めに受けており早期に見つけることができたそうです。それも、親友でもあった西城秀樹さんが同年5月に亡くなったことで、より一層健康に気を使うようになりこの年は早めに受診。医者からは、「こんな早い状態で見つかり神様がついている」とまで言われ、野口さんは、“その神様は秀樹のことだ‘と感じたそうです。クリスマスディナーショーの後にすぐに切除手術。

翌年、2月にはコンサートのステージに立ち、観客のファンに手術を公表。参考:介護ポストセプン

さて、野口さんといえばタレントの三井ゆりさんと結婚し、1女1男のお子さんに恵まれています。

そして、歌手活動以外にも副業で大成功。それはコンサートライブをテイクアウトできる「テイクアウトライブ」というもの。QRコードを使ったデジタルコンテンツの配信サービスで、有料のQRコードを読み取るだけで、コンサートライブなど会場の様子をダウンロードできる優れもの。自宅にいながら、リアルタイムでコンサートが楽しめます。野口さんは特許を取得し2013年に実用化。多くのアーティストなども利用していおり、かなり儲かっているそうです。

 

 

桑田佳祐さん 2010年 食道癌

サザンオールスターズの桑田佳祐さんですが、デビューから33年目の2010年。どうやらゲップが出ることが多くなったと、普段と違う変化に気付き、人間ドックの担当してもらっている医師に相談。ゲップ自体は深刻ではないけれど、念のため、例年より半年ほど早めに人間ドックを勧められ、内視鏡検査をしてみると、食道がんが発見されたそうです。

心配した奥様の原由子さんは、幼馴染の医師に相談し再検査。そのセカンドオピニオンも同じくステージ1のがんであるということですぐに手術を行ったそうです。

桑田さんは、父もがん性腹膜炎で77歳で死去。姉も膵臓がんで56歳の若さで2008年に亡くなっており、これまで仕事を休業することはなかったが、亡くなった家族がきっと仕事を休めと言っているんだと治療に専念されたそうです。

ツアーやアルバムは当時延期されましたが、その後も数多くのヒット曲を生み出しレコード大賞など多くの賞を受賞、大活躍されています。

 

 

村上弘明さん 2018年 大腸がん

1991年にモデルの田島都さんと結婚し4人のお子さんに恵まれた俳優の村上弘明さん。村上さんはあまり必要ないのにと思っていた人間ドッグに、奥さんの勧めで毎年行っていたそうです。

そして、2018年に、「人間ドックに今年は行ったの?」と奥様に急かされ、病院へ行ってみると、ステージ0の大腸ガンが発見されたそうです。初期で見つかったのですが、それでも手術は超を30cmも切除。もしあの時奥さんに急かされなかったら、あのまま人間ドックにもいかなかった。奥様に命を救われたと語っていたそうです。幸い転移もなく順調に回復し、仕事も休業することなかったそうです。参考:スポニチ

 

高杢禎彦さん(たかもくよしひこ) 2002年 胃がん

チェッカーズのサイドボーカルを務めていた高杢禎彦さん。2002年に、ドラマの収録後に蕎麦屋で食事をした際、胃のむかつきがあるわけではないのに、食べたものが喉に詰まる感じで吐いてしまったそうです。すぐに近所の病院で検査すると、初期ではない胃がんと判明。これまで症状があったわけではなく、痛くもなかったそうです。しかし胃にできたがんは食道下部まで広がり狭窄。その大きさは、胃の部分が8cm、食道部分も8cmに及んでいました。その1ヶ月後に、食道半分、胃、胆のう、脾臓とリンパ68個を摘出し、7時間にも及ぶ大手術となりました。

手術は成功した高杢さんですが、精神的なストレスも大きかったそうです。食べた後の痛みの恐怖、食べれないストレス、絶望感で、家族に当たり散らすこともあったそうです。そんな精神状態から脱出できたのは、奥さんの一言。それはー、

「万が一のことがあったら私はあなたの後を追うから」

と言われ、それまで自分のことしか考えてなかった事に気付き、ちゃんとがんと向き合おうと思えるようになったそうです。

そして、当時、出演中だったドラマ「はるちゃん」(フジテレビ系)のプロデューサーに、1ヶ月後にがんの手術をすると伝えると、高杢さんの全てのカットを前倒しで撮影するよう変更してくれ、周りの仕事仲間にも助けられたそうです。

手術から19年が経ちました。高杢さんは、映画、ラジオ、講演など多方面で活躍しています。参考:nishinippon.co.jp

 

小西博之さん 2004年 腎臓がん

欽ちゃんファミリーとしても知られる俳優の小西博之さん。異変を感じたのは、仕事するのも、次第に体がしんどく感じはじめ、体重も20キロ減に。それでも仕事を続けており、2004年、撮影のために京都のホテルに止まると血尿が出たそうです。近くの病院へ行くと精密検査を勧められ、東京に戻り検査へ。すると、腎臓に20cmの顔が見つかったそうです。

それも医師に「日本の腎臓がんで5本の指に入る大きさだ」と。ステージはどのくらいか尋ねると、「ステージはないです。手術をしなければ余命ゼロ」とまで。ショックのあまり家では毎日大泣きしていたそうですが、恩師、萩本欽一さんに励まされ、治療に専念。早く完治して、以前ベストテンの司会を一緒に勤めていた、黒柳さんの「徹子の部屋」に出演すること、出たら何を話して笑わせようと、そんなことばかり考え自分を励ましたそうです。

そして、無事に退院すると、ニュースを知った徹子さんから、「徹子の部屋」においでと声をかけてもらい、待望のゲスト出演を果たしました。

手術から、17年。完全復帰を果たし、俳優、講演など忙しい毎日を送っているそうです。

参考post.tv.asahi

 

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