今年も芸能界では薬物や不倫など不祥事が相次ぎました。芸能人がスキャンダルを起こすとその後に問題となるのが、違約金。その巨額の金額には、驚きます。 出典トップ画像サンディ、instagram、Instagram
不祥事を起こした芸能人は、この先、仕事も無くなる上に、莫大な違約金を払わなければなりません。
特に大きな違約金額に及ぶと言われているのが「CM」
CM自体の出演料は、その企業によって異なりますが、
概ね年間契約料が3000万円ぐらいが多いようです。
CM打ち切りになった際には、契約金も、残りの放送する予定期間分を返還しなければなりません。
変金額 = 残りの日割り契約金 + 違約金
を支払わなければなりません。
この違約金の額は、打ち切りになった日数や放送する時間枠によっても変わりますが、
違約金は、契約金の2倍〜5倍だろうと言われています。
しかし、大物タレントやCMの内容によっていは1億超える契約料もあります。例えば、消費者金融などは高額な契約金。
さて、世間を騒がせたスキャンダルのその金額は、
しびれるの高額違約金ランキングです。
今年6月に、お笑いコンビ・アンジャッシュ渡部健さん(48)が複数の女性との不倫スキャンダルに。その不倫現場が「多目的トイレ不倫」ということもあり世間に衝撃を与えました。報道後すぐに芸能活動を自粛していた渡部氏。レギューラー10本を持つほどの売れっ子でしたが、意外にも、違約金はおよそ1億円ほどではと噂されています。不倫から半年後に開かれた謝罪記者会見で、違約金のことに触れるとー支払いは、「終わりました。当然僕がしたことなので責任持って」と全額自分で支払ったと言及。しかし、これについて事務所側は立て替えてると明言しています。
ショーンKさんとして知られる川上伸一郎さんですが、本人が公言した内容が、ニューヨーク生まれ、11歳で日本に来たとのこと。
血筋は、父 アメリカ系日本人(日本とアメリカのハーフ)母 日本と台湾のハーフ
学歴は、ハーバード大學ででMBA取得、ソルボンヌ大学に留学。 画像出典サンディ
1995年 ニューヨークに本社を置く経営コンサルティング、投資会社を設立し社長に。
小学校5年の時にアメリカから来て日本語を必死で覚えたと、述べています。
確かに、ショーンKさんの顔立ちは、ハーフ系でハンサム路線。
その容姿はテレビ的にも受けたのか、出演番組も次々増え、「特ダネ」などの情報番組や「報道ステーション」など報道番組のコメンテーターにも、またラジオのナビゲーター、CMなど、売れっ子タレントとして活躍していました。
しかし、
2016年3月、ハーバード大学MBA、ソルボンヌ大学留学は、虚偽ではないかと「週刊文春」が報じました。テンプル大学は2006年に入学しその後中退しており、ハーバードもソルボンヌもオープンキャンパスの授業を取ったのみ。学位や終了書はなし。
そして、ショーンさんは実は、留学経験もなく、またクォーターでもない純粋な日本人だと判明。子供の頃の写真も出回り、その顔立ちが全く違うことから整形した可能性が高いなども明らかになりました。
低音ボイスで英語が得意のショーンさんは、レギュラー番組のほか、大手5社のCMナレーションにも出演していましたが、ショーンさんは謝罪し番組を降板。その違約金は、およそ3億円くらいではないかと言われています。
そんないつかはわかってしまう嘘をついてしまったたショーンさん。違約金を全額完済したかどうかは定かではありませんが、2年後の2018年「世界見聞録~モンゴルで経済と豊かさを考える旅~」(TOKYO MX)で、ロケとナレーションを務め復帰されています。学歴詐称と言う世間を欺いた形になりましたが、意外にも世間はショーンさんにそれほど冷たくはなく、「留学経験もないのに、英語の発音もうまい」、「努力や知識が逆にすごい」と、ネットで応援する声も上がっていました。
2018年、女子高生に対して強制わいせつを行ったとして書類送検された山口達也氏、この事件で、ジャニーズ事務所も契約解除となりました。
山口さんは、「Rの法則」「ZIP」「幸せボンビーガール!」「ザ!鉄腕DASH」「TOKIOカケル」などのレギューラー番組。スズキや、ヤマト運輸、福島県の大手CMに出演,
CMもTOKIOとして活動しており、1人推定2000万円、「TOKIO」グループで、1本1億円とみられます。
売れっ子の山口さんだけに、これらの、違約金は7億円はくだらないと言われていましたが、山口さんの部分をカットするなど、減額なども考慮して、4億円ぐらいではと推定されています。
その後、5億円とも言われる豪邸を売却し、家賃8万円の住まいと報道され、違約金支払いのためなのか質素な生活をしていると思われていました。しかし、2020年9月都内でバイクで酒気帯び運転の挙句、追突事故を起こし逮捕。私生活をきちんと改めてほしいと誰もが思った事件でした。
2016年に、既婚者だった「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音さんとの不倫が発覚し、爽やかで性格もよく人気のベッキーさんだっただけに一気にイメージダウン。しかも、会見では、嘘をつこうと川谷さんと口裏を合わせていたラインメッセージも流出し、ファンをも裏切るその行為に批判が殺到。
10本のレギュラー番組、14本のCMと超人気のタレントのベッキーさんの
違約金は5億円にものぼったといわれています。
当時のベッキーさんの年収は‘2億ほどでしたが、このスキャンダルで仕事は’ほぼゼロの状態。おそらく事務所がたて替えされていたと思いますが、
それでもなんと、この違約金を全て自身で完済し、復帰を遂げたそうです。これには「ベッキーまじすごいわ。」「けじめをつけたのには感心します」と応援の声も上がっています。
車を運転中にバイクと衝突、男女2人にケガを負わせながらも立ち去り、ひき逃げしたとして逮捕された俳優・伊藤健太郎さん。
ドラマ『今日から俺は!!』で一躍、大ブレイク。CMは、マルハニチロやジョンソン・エンド・ジョンソンなど5社と契約しており、5億円の違約金ではないかと言われています。出典Instagram
2009年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決を得た酒井法子さん。当時、トヨタ自動車「ノア」、アラクス「ノーシン」とCM契約を交わしており放送打ち切りに。またファッションブランドのプロデュースも手がけており、その商品も撤去され、総額5億円の違約金に。2012年にサンミュージックがその5億円を肩代わりしたことが明らかになりました。酒井さんは執行猶予も終わり、現在は芸能界に復帰されています。
雨上がり決死隊の宮迫博之さんですが、以前から問題とされていた闇営業に対し批判していたにもかかわらず、自らも闇営業を行っていたことで、レギューラー番組など降板。違約金は5億円ともいわれました。吉本興業も契約解除となりフリーになった宮迫さんは、2020年1月よりyoutube「宮迫ですッ!」を開設しており、フォロワー数は、125万人。どうやら、違約金もこれで返せそうですね、
2019年10月、1億2000万円の申告漏れと約2000万円の所得隠しが発覚したチュートリアルの徳井義実さん。謝罪した上で芸能界はしばらく自粛。
追徴金として、1億円以上をすでに支払っているそうです。
徳井氏のレギュラー番組は10本、CMが2−3社抱えており、この違約金だけでも5億円とみられています。購入したばかりの2億円のマンションも手放すことになりそうですね。。税金をごまかしたツケは大きかったはず。
2017年に女子高生との飲酒と不適切な関係を持ったとして書類送検された小出恵介さん。示談が成立し不起訴処分にはなりましたが、爽やかなイメージの俳優さんだっただけにイメージダウン。無期限芸能活動自粛に。
4本のテレビドラマ、1本の映画、そして1本のCMを持っていた小出さん。裁判所に提出された負債額が5億3305万円とされており、違約金が5億3000万円だったのではと言われています。
小出さんは事務所アミューズを退所し、単身でニューヨークへ留学。2020年に自力でオーディションを受け、オフブロードウェイの舞台に合格。しかしコロナパンデミックのためニューヨークのエンターティメントは閉鎖。運にも見放されたかと思った小出さんでしたが、現在新たな仕事のオファーが入ってきているようです。
麻薬取締法違反で逮捕された沢尻エリカさんですが、その違約金は、10億円超えになるのではと言われています。CMだけでも3億5千万。大河ドラマ「麒麟がくる」においては、10話まで撮影されて入り、代役の川口春奈さんを立てて取り直しした他、放送を2週間遅らせる事態にも。この違約金だけでも1話5千万円とみても、10話で5億円+遅延金など、すべて合わせて10億円ぐらいでは見方が強いです。一部では20億円ではと報道するマスコミまで。この額をどうやって返済するのか、芸能界は怖い世界です。
「いだてん(NHK)の放送期間中に麻薬取締法違反で逮捕されたピエール瀧氏。
その他、ディズニー映画『アナと雪の女王』にも声優として出演しており、かなりディズニー映画の違約金が高かったとも報じられています。映画3本、ドラマ1本、CM1本、ライブの違約金は、10億円以上とも言われています。
不倫や犯罪行為は、本人が悪いとわかってて故意に行ったもの。違約金が発生しても仕方ないと世間の目も厳しいのが現実です。
しかし、不貞を起こしたわけでもなく、妊娠でも違約金が発生するケースも。例えば、お酒のコマーシャルに出演していたのに、妊娠となり、CM打ち切りとなることも。妊娠はおめでたいことでもあるのに少々気の毒にも感じます。
芸能人の高額ギャラの裏側には、ハイリスクも伴うのかもしれません。
にもかかわらず、毎年不祥事ニュースがなぜ減らないのかも理解しがたいですね。