今の子供のなりたい職業は「ユーチューバー」卒アルで調べた意外な職業

一昔前の子供の将来なりたい職業というと、パイロットやスチュワーデス、マンガ家などが人気でした。時が経てば、新しい職業もランクイン。ここ数年の傾向では、子供のなりたい職業は、「ユーチューバー」が常に上位をキープしています。

 

学研が行った、全国の小学1年生~6年生の男女100人と保護者を対象に行ったアンケート調査によると、小学生のなりたい職業は、男の子の1位はサッカー選手、2位にユーチューバー。

 

小学生のなりたい職業トップ10

男の子 女の子
1 プロサッカー選手 1 パティシエ
2 ユーチューバー 2 看護師
3 警察官 3 保育士・幼稚園教論
4 プロ野球選手 4 歌手アイドル
5 運転士 5 パン屋
6 大工・建築家 6 ファッション関係
7 医師 7 教師・先生
8 研究者 7 花屋
9 エンジニア 9 マンガ家イラストレーター
10 スポーツ選手 10 医師

 

第2位のユーチューバーは、動画を見て親しみを持つのか、最も身近な存在でもあります。トップユーチューバーになれば、高収入だというイメージを持っているのか、楽しい仕事で、目に見えて身近で一番わかりやすい、子供達の憧れの職業なのかもしれません。

 

さて、私たちが小さいとき、また昔はどうだったのかなと文献を探してみました。

朝日新聞が1970年11月02日朝刊19面に掲載した『現代っ子の「なりたい職業」は』によると、

             男の子

  1. エンジニア
  2. プロ野球選手
  3. サラリーマン
  4. パイロット
  5. 電気技師
  6. 医者
  7. 自家営業
  8. 科学者
  9. 建築設計士
  10. マンガ家

                女の子

  1. スチュワーデス
  2. デザイナー
  3. 先生
  4. 看護婦
  5. タレント
  6. ジャーナリスト
  7. マンガ家
  8. 小説家
  9. 婦人警官
  10. 美容師
参考:朝日新聞

 

そして、海を越えてアメリカの子供たちはどのように思っているのでしょう。これからの日本の子供たちも将来、海外進出する可能性が多くあります。アメリカの子供たちはどんな夢を見ている?

 

アメリカ子供たちのなりたい職業は?

                  男女総合

  1. 先生 / Teacher
  2. 俳優 / Actor
  3. 宇宙飛行士 / Astronaut
  4. 消防士 / Firedighter
  5. シェフ / Chef
  6. ダンサー / Dancer
  7. 医者 / Doctor
  8. スポーツ選手 / Athlete
  9. 作家 / Weiter
  10. 歌手 / Songer

 

日本と違うところは、宇宙飛行士が3位に入っています。NASA(もアメリカにあるし、月面着陸したのはアメリカでもあるので、宇宙飛行士は尊敬される憧れの存在なのでしょう。

そして、消防士が4位。テレビで人気ドラマ「シカゴ」も人気の番組、そして毎年ハロウィーンでの仮装も、消防士になる子供たちが圧倒的に多いです。

最近の新しい傾向では、「シェフ」がランクインしています。アメリカも料理番組がとても多く、ビリオネアのセレブシェフや、有名シェフもたくさん出ていて、憧れるようになったのでしょう。

 

 

実際の卒アルでは?

つい先日、アメリカ在住の我が家の子供が持ってきた小学校の卒業アルバムで覗いてみました。

その中で卒業生全員に、「将来何になりたい?」ではなくて、「将来は何になってると思う?」という作文が。「何になりたい?」漠然とした夢ではなくて、「何になってる?」の質問は、おそらく自分のバックグランド、個性も考えながら、自分らしいものを答えているのだと思う。

その答えを見てみると、リアルで、具体的で、可愛らしく思わず微笑んでしまいます。

 

アメリカ小学校の卒アルを見た

「将来何になってると思う?」ランキング

1 スポーツ選手、オリンピック選手
2 デザイナー
3 タレント
4 ダンサー
5 社長・会社経営
5 ドクター
6 先生
7 マイクロソフト、グーグル、アップルの社員
7 科学者・研究者
8 ユーチューバー、ソーシャルメディアタレント
8 エンジニア
9 パイロット
9 弁護士
9 作家
9 インストラクター
10 アーテイスト
10 テレビディレクター
10 映画製作
10 ドックトレーナー
10 トレーダー

 

1位は圧倒的にスポーツ選手ですが、その40%が、オリンピック選手。他は、野球、サッカーバスケットボール、フットボールなのどのプロ選手。具体的にメダルやMVPの数、背番号も決まって書き添えてありました。

 

次にデザイナーです。特に服ではなくインテリアデザイナーが多く、他にはレゴデザイナーやイラストレーター。

 

そして、回答が意外に多かったのは、「社長、会社経営者」です。会社の内容は、メイキャップやインテリアだったり、服飾やゲーム会社など様々。どの子も将来ビリオネアに成っており、別荘や多数の外国車を所有、チャリティやボランティアにも率先して行うようです。経営者というより、成功者の絵が書かれていました。

 

また、どの国においても子供の憧れるのは、シンガー、俳優などのエンターテイメント業。

5位のドクターも、ドラマの影響なのか、なぜかERのような夜間勤務医だったり、

シェフにおいても、5つ星レストランのスターシェフや、ゴードンラムジーのようなセレブシェフ、

弁護士なら、エンターティメント専門の有名な弁護士と、

すでに、具体的なイメージが固まっています。

 

マイクロソフトの社員というのも意外でしたが、他にもアップルコンピュータやグーグルなど企業名が記入されているのが、現実的ですね。

 

そして、実際に、「ユーチューバー」は第8位ですが、似たようなソーシャルメディアタレントになるという回答もありました。

昔人気だった漫画はなくなり、紙ベースやアナログではなくデジタル

時代や文明とともに、職業のチャンネル枠が広がり、当たり前ですが変化して行っていますね。

 

 

まとめ

子供の将来の夢は、本当に純粋で、明るくて、大きい。

ミリオネアという回答はなく、ビリオネアが多く、大きな家の他に別荘と、外国車、犬というのが高層です。

子供の将来の夢を読んでいて、

「子は親の背中を見て育つ」という言葉がありますが、「大人もちゃんとしっかりせい」と身が閉まる気持ちにもなります。

この子供たちの清く大きな夢に、近づけてあげられるようにしたい、大人もちゃんとしっかりして、

夢を見る子供たちを、暖かく見守りながら、出来る限りサポートしていきたいですね。

 

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