間も無く開幕する東京オリンピック・パラリンピックの開会式で、楽曲を担当していた音楽家の小山田圭吾氏の過去の「いじめ問題」が、世論の激しい怒りをかい辞任する事態となりました。そして、この発言は社会にも大きな影響を与えましたよね。 トップ画像出典:purulife.site
小山田氏は、1990年代頃に複数の雑誌のインタビューの中で、中学時代に障害がある生徒にいじめを行っていたと語っていたことが明らかになったのが原因です。
この行為は、いじめの度を超えた虐待でもあり犯罪行為、本当に恐ろしいことです。未成年に行った出来事だったとしても、それを悪びれも無く、成人になって笑ってネタにして公言していたなんて本当に呆れてしまいます。
小山田圭吾
生年月日:1969年1月27日
ミュージシャン
父も同じく、ミュージシャンで、
和田弘とマヒナスターズのリードボーカルの三原さと志。
母親の叔父は田辺靖雄。
はとこには、イギリスのロックバンド「Lash」のボーカル、
ミキ・ベレーニがいる芸能一家。 出典:asahi.com
さて、小山田氏だけではない、公で発言して問題となった芸能人はこんなにいる。
芸能界から干されるばかりで無く、違約金が発生、怖いことに殺害予告まで。
そんな、悪質な発言で一時消えた芸能人は?
夏目雄大
生年月日:1996年9月22日 俳優・元モデル
出典:endia.net
人気若手俳優として注目されていた夏目さんでしたが、実は、16歳の時にツイートした内容が悪質すぎると、炎上。
そのツィートの内容が、
「妊婦に膝カックンして絶望させる遊び」
「ぶすに人権はない」
当時は高校生だったようですが、本当にやっていたとしたら、犯罪だし取り返しのつかないことになっていた可能性もあります。
この過去の発言により、本人は謝罪、出演予定は降板、事務所も解雇となりました。
そんな夏目さんの現在は、Youtube「スーパーノヴァ」のリーダーとして活躍中
チャンネル登録数20.1万人
なんと2005年にクイズ番組「カミングダウト」に出演した際、
「集団で万引きをしたら、その店が閉店した」
とカミングアウト。これは、クイズで、「本当?」「嘘?」としたクイズ問題でしたが、
クイズ正解は、「本当」
そのエピソードの中で、小学5年生の時、集団である店の倉庫からダンボールごと万引きをし、その後その店が閉店したとのことでした。番組の最後には、「お店の方、本当に申し訳ございませんでした。万引きは犯罪なのでやめましょう。」と締めくくったもの。
しかし、
当たり前ですが、これには、視聴者から批判が殺到。これをクイズ番組の題材として使用したテレビ局にも問題がありますが、あびる優さんも、所属ホリプロから無期限の自粛を通達され、このクイズ番組もすぐに視聴率が下がり打ち切りとなりました。
あびるさんは、その2年後、なんとか芸能界に復帰でき、以前ほどではないですが、テレビでも活躍されていますよね。2014年に格闘家の才賀紀左衛門さんと結婚。2015年に女児が誕生していますが、2019年には才賀さんとは離婚しています。
元フジテレビのアナウンサーで人気情報バラエティで活躍されていました。ちょっと日頃から暴走発言が多かった長谷川アナウンサーでしたが、あの透析発言が、世間から猛批判。
長谷川アナは1999年入社でしたが、2012年6月に、「業務の規定に違反」として降格処分。原因は「ニューヨーク滞在関連費用の不正使用」だったそうです。長谷川さんはその全額を返還。そして、「これはある社員の勘違いが原因で、不正の意思も全くなく、お金を返そうとしているのは明確で、横領にならない」と言及。フジテレビは、人事局に移動命令を出しました。長谷川さんはその後、2013年4月自主退社し、フリーへ。そして、この経緯や反論を個人ブログで公開すると、19日間で330万人、2400万PVを記録し、タレントブログの日本記録になるほど。
2013年『いつも一言多いあのアナウンサーのちょっとめったに聞けない話』を出版。
そして、毒舌キャラとして注目されるも、2016年、医療が高騰することに懸念した長谷川さんんは人工透析を取材し、そのブログで
「医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得。透析になった患者の費用まで全額国負担でなければならないのか?今のシステムは日本を滅ぼすだけだ」
と発言。さらに、
「全員実費負担させよ、無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を滅ぼすだけだ」
というタイトルを出し、批判が殺到。全国じん臓病協議会からも抗議されるも、謝罪拒否。
すると、
長谷川さんや家族に対する殺害予告まで届き、テレビ局のスポンサーや株主にまで嫌がらせが届くなど波紋と被害が広がりました。
長谷川さんは、レギューラー番組『ニュースリアルFRIDAY』、『上沼・高田のクギズケ!』、『バラいろダンディ』を降板、アシスタントの阿部哲子アナウンサーが、「グログの件は長谷川さんが100%悪いと思う。ばかやろーと言いたい気持ちです。」と怒りをあらわにしました。
無論、連載ブログも打ち切り。ここにきて、長谷川さんも謝罪し、家族に対し嫌がらせがあることから、警察に被害届を提出。
2017年には、政治の世界へ。第48回衆議院議院選挙に日本維新の会から出馬するも落選。2019年には、第25回参議院銀選挙に出馬するも、講演で不適切発言があり、出馬を取り消しています。
現在は、youtubeも開設しており、登録者数は、1.48万人
長谷川豊公式Youtube「本気論本音論チャンネル」
父は、フランス自動車用オイル輸入代理店の元社長、母は元客室乗務員。父は石油王とも呼ばれていたらしく、海外にいくつもの別荘、ランボルギーニやヘリ、クルーザーを所有し、2005年頃からセレブタレントとして、数々のレギュラー番組を抱える売れっ子タレントでもありましたよね。
干された理由は、他にも、番組をドタキャンや、東京ガールズコレクションを当日キャンセルするなど、扱いにくいタレントだったことも一因があったようです。
しかし、震災支援を侮辱したことは、世間を敵に回しました。
そのツイートとは、
「くだらね。世の中チャリティー産業かよ。」
「こっちはいろんなところから募金です金下さいって連絡が絶えなくて困ってんだよ。」
この発言が致命的で、イメージダウンになったマリエさんは芸能界から離れ、2011年ニューヨークにあるパーソンズ美術大学に社会人向けコースを受講するため半年間の留学。
ちょうどその頃に、父の事業が失敗し、約6,500万円の借金ができてしまったそうです。
生活は厳しかったようで、金目のものは全て売ったそうです。
ランボルギーニから、電車移動に。
2017年には、クラウドファンディングでも資金を募り、自身のブランドを立ち上げています。
そして今注目されているのが、2021年インスタライブで発言した、紳助さんに「枕営業を持ちかけられた」として、出川さんがその現場で枕営業を進めたとして、出川さんの名前をバッシング。これが世間に波紋を呼びましたよね。
歯に衣着せぬ発言が、仇となるか、それともMe tooに続く勇気ある発言だったのか。今後も注目されるマリエさんです。
2008年ラジオ番組「倖田來未のオールナイトニッポン」で、
「35歳くらいになると、羊水が腐ってくるんですね」
と根も葉もない発言で世間を驚かせました。これはもちろん医学的に全く根拠はありません。なぜにそんな発言をしたのか。この一言で、猛バッシングを受け芸能活動を自粛することになりました。
さて、次に、
誹謗中傷や悪質な犯罪行為ではないけれど、ついポロっと言ってしまった一言で、仕事を失う羽目になった芸能人は?
話のプロでもあり人気レポーターとして活躍していた乱一世さんも、取り返しのつかない失言をしてしまいました。
1997年「トゥナイト2」での出来事、CMに入る直前に乱さんは、CMあけのコーナー紹介を盛り上げるために、次のコーナーは目が離せない!と強調するために放った言葉が
「2分間のCMのうちに、トイレに行かれる方は言った方がいいですよー」
と言ってしまった。
乱さんも、言った後に、「やばい」と思ったそうで、スタジオにいるスタッフがざわざわしたのを感じたそうです。
番組は、スポンサーCMがあってこそ成り立っているわけですから、CMを見ないでトイレ行ってねーという発言は、スポンサーを激怒するほどの番組存続危機にもつながる発言。番組側はけじめとして、乱さんを降板させるしかありませんでした。
80年代にトップアイドルとして活躍していた田原俊彦さんですが、長女の誕生で集まった囲み取材で、めでたい話で、つい取材陣を楽しませようと冗談のつもりで、
「俺くらいビッグになると」
とリップサービスした言葉が、その場では笑いで盛り上がったにもかかわらず、メディアが面白く「ビッグ」だけを強調し、トシちゃんが俺様のような態度だという記事に。瞬く間にイメージダウン。これがきっかげでトシちゃんは仕事が一気になくなることに。思うに、トシちゃんは、大手事務所から個人事務所を設立したばかり。そんな背景もメディアで吊るし上げにあってしまった要因かもしれません。本当に怖い世界ですね。
イケメンシェフとして毎日あれほどテレビに出ていた川越達也さんが、一気に画面から姿を消したのは、
2013年、「食べログ」のレビューに、川越さんが経営するレストラン「タツヤ・カワゴエ」で、「水代として800円取られた」と書かれたことに対して、川越さんが反論した言葉でした。
「当たり前、いい水だもん。年収300万円、400万円の人はお水にお金がかかるような高級店に行ったことがない」「こういう人の書きこんでいるレビューはくだらない」
などと発言。
来てくれたこのお客さんに対する差別発言に炎上、世間を敵に回しました。これをきっかけにメディアにも露出がなくなり、「タツヤ・カワゴエ」も閉店。
現在は、結婚され、長野県に在住して2児のパパとして暮らしているそうです。
この事件はあまりにも話題になりましたが、ことの発端は木下さんが、自身のSNSで、姉が勤めていたタピオカ店のことを、最初は応援してSNSで宣伝していたのに、姉が辞めると給料未払いなど悪く叩いたことがきっかけでした。これにより店はバッシングを受け営業できない状態に。しかし、店側が、木下さんから受け取ったラインのやり取りを公開すると
木下さんが店側に対する、「脅迫」とも思える恫喝な言葉が、状況を一転させることに、
その内容がー
「弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるから、これからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますね」「あと、週刊誌に姉がこういうことあったって言えるからさ、立場なくなるよ」「早く認めちゃいな、おばたん」
これがきっかけで、木下さんは、芸能界に関する仕事を降板。違約金が発生するどころか、離婚に至るまでになりました。離婚原因に関しては、他にも不倫のラインやり取りも発覚したので、ダブルパンチとなった木下さん。ブログ収入など、すべてを絶たれ、現在も復帰のめどは立たないほどの大きな痛手となりました。
[恫喝DM画像あり]タピオカ恫喝のユッキーナ、芸能界から干されるピンチか
岡本隆史のオールナイトニッポンでの出来事。岡本さんが
「コロナが収束したら、もう絶対面白いことあるんです」
「なかなかの可愛い人が短期間ですけれども、お嬢(風俗嬢)やります」
「短期間でお金を稼がないと苦しいですから。3カ月の間、集中的に可愛い子がそういうところでパッと働いてパッとやめます」
などど、不謹慎にも持論を発言。これには「女性軽視」「笑えないジョーク」と非難の声が殺到。岡本さんも芸能界を自粛することになりました。
生放送での発言は本当に怖いですよね。生放送でなくても、たった一言で地に堕ちるほどの生活が変わることがあります。その中には、つい誤って発言したことが不適切だったものから、今回の小山田氏のように、反社会的行為を自身の意思で発信まで。小山田氏の発言は、世間に反感をいだいても仕方ありませんが、それが時には、家族を危険に巻き込むほど2次的被害にもなりかねません。
芸能界でなくても、今はSNSで誰でも簡単に、全世界に発信できる世の中。うっかりミスで大失態にならないよう注意したいですね。