誰もは枕営業は存在はすると思っていますよね。それが、お互い「枕営業」を利用する人もいれば、枕営業を誘われたり強要されたり被害にある人または、ただ好意があって声をかけただけでも「枕営業」と勘違いされることもあるかもしれません。トップ出典マリエinstagram
25年間メディアの仕事をしていた筆者は、芸能界においては、実際に「枕営業」たくさん見てきました。
いわゆる枕営業だなと、確信できることは、
・権力者側が、既婚者であること。
・枕営業で仕事ももらい、そのまま不倫恋愛に発展しているケースも。
今回、タレントのマリエさんが、インスタライブ動画配信（4月4日）で、10代の頃に「枕営業」の誘いがあったことをカミングアウト。
このケースは、どちらかというと「セクハラ」ではないでしょうか。
マリエさんは、インスタライブで
「これマジだから！ だから私はいまのバラエティーを見るのが嫌いなの！」
「芸人さんとアイドルがみんな並んで、半円みたいなソファに出川さん、やるせなすさんとかアイドルがいて、真ん中に紳助さんと私がいるの。それで、『ヤラせろ』と」
「そこにいた出川さんも、そこにいたやるせなすの人たちも、みんな18才の私を帰さなかったのよ。よいしょよいしょで。だから嫌なの。だからあの人たちは許せないし」
と告白しました。許せない相手というのは、「ヨイショ」した出川哲朗さんたちの事。
マリエさんが、10代に頃にパーティに参加したところ、島田紳助氏から「やらせろ」「気持よさの極限を俺は味わわせることができる」などと迫られ、同じソファー座る他の芸人出川哲朗さんや、やるせなすさんも、島田さんに 「ヨイショ」し、紳助さんと寝るように枕営業をすすめたということ。
怒りの矛先は、セクハラした紳助さんももちろんあるだろうが、「ヨイショ」した周りのタレントたち。
これが本当なら、10代の女性を酒の席で大勢の大人が取り囲み、性接待を強要するというのは、許される行為ではありません。
すぐさま、ネット上でも騒がれ、
出川さんの所属しているマサキ芸能事務所は、
「お騒がせしているような事実はないと申しております」と表明。
これに対し、マリエさんは、
「私は嘘をつきません」と即反論。
芸能界は10代から社会人と同様に仕事をしているタレントが多いとはいえ、やはりまだ未成年。
マリエさんも、10代で性強要されたことに心の傷を負っているようです。
当の紳助さんも、「2人で酒を飲んだこともないし、電話番号すら知らん。誘ったことなんてない」と、完全否定しているようですが、
他の当事者は、紳助さんマリエさんが出演していた番組「世界バリバリ☆バリュー」の打ち上げで、同席していたことを記憶している人もおり、
被害者以外の誰もが、お酒の席で、話したことは覚えていないようです。参考：女性セブン2021年4月29日号
いやいや、これまで、枕営業やセクハラの問題は浮上していたけれど、ここまで大きく問題にされていなかっただけでないか？
SNSの普及もあり、多くの人にこのことがリーチし、やはり素直に問題と捉えて、見過ごさない方向に行くのか・
これまでの多くは、メディアで取り上げても、そのまま置き去りになり、いつしか忘れされてしまっている。
今回マリエさんの発言をきっかけにし、芸能界の枕営業をなくす、つまり被害者を減らすきっかけになるかもしれません。
枕営業も、
・16歳以下ならば犯罪であるし、
・強要や斡旋（人身売買）も犯罪です。
水沢アキさん
女優の水沢アキさんが、デビューしたての17歳の時に、俳優で先輩である森本レオさんに、「演技の指導」をすると言われ自宅に誘われところ、無理やりレイプされ処女を奪われたと明かしました。これに対し、森本レオさんは、「関係はあったけどレイプではない。もしそう思ったのなら謝罪したい」とコメント。
しかし、被害者は、水沢さんだけではなかった。
石原真理子さん
石原さんが出版した暴露本「ふぞろいの秘密」の中で、17歳の時に、森本レオ氏に、「縁起の指導」と自宅に呼ばれ、演技指導していると、制服を着ていた石原さんの下着を脱がされ、関係を持たれ処女だったことを本で暴露。これに対し森本さんは、
「真理子ちゃん、寂しいのかな」「ネタになった良かった」「頑張って」
とまるで詫びることなく上目線。
森本さんといえば、長らく別居中の妻がいるものの、20代の画家志望の女性との不倫が週刊誌で報道されると、取材に対し
「『異文化交流』みたいなものでしょ、男女って」などと発言し、バッシングを受け最低のレッテルを貼られました。しかし、そんなスキャンダルがあっても、今でも、俳優、ナレーションとしても活躍していますよね。これまでの時代は、それで済んでいたように思います。
観月あこさん
22歳の清純派女優に対し、杉良太郎さんが、「セクハラ演技指導」をしていたと週刊ポストが応じました。 その女優は、杉が主宰する「杉良太郎演劇塾」に入塾し、週2～3回の通っていたのだが、杉氏のマネジャーから、「個別指導」を行うと連絡が入ったそうです。スケジュールは女優の事務所が管理するはずだったが、4月に上演される舞台の主演を狙っていたので、個別指導が必要と思い受けることに。しかし、その稽古に出向くと、杉さんに抱き寄せられ、何度もキスを強要されるなど「セクハラ演技指導」を受けたと言います。数日後、杉さんから電話があり、そのやりとりを女優が録音。杉さんは、マネジャーにこのことを言わないよう、口止めしてきたそうです。この女優というのが、あの観月あこさんだと言われています。週刊ポストでは仮名だったものの、被害者である観月さんは事務所（エイベックス）を解雇。実は、杉良太郎さんは、エイベックスの業務協力しており、新人の観月さんは、弱者。一方杉さんは取材に対し、「こういう記事で、あまりにも幼いというか、自分で自分を傷つけないほうがいいのにね。私は彼女が考えているような演技指導はしてないですからね」と、完全否定。
真相はわかりませんが、大物を週刊誌で告発することは、相当の覚悟だったと思います。
そんな、観月さんも、世界で活躍するテニスプレーヤー錦織圭さんと2020年に結婚。これからは幸せになって欲しいですね。
岡本夏生さん
ある番組で、20代の頃は、「枕営業して２億円くらい稼いだ」と発言したことが話題になりました
松本莉緒さん
松本恵と言う芸名で活躍していた、松本莉緒さん。アイドル時代、芸能界のお偉いさんに「アラブの王族が来ていて、その王族から指名されたから来て」言われ、クラブのVIPルームに呼び出されたそうです。すると、「1番端のあの人が1番お金を持っているからよろしくね」と接待を強要されたそうです。松本さんは５分で非常階段で逃げたそうです。
森下悠里さん
ある番組に出演した際、森下さんはデビュー間もない頃に、「写真集出したいよね」「なら打ち合わせしよう」とと言われ、オフィスに行くのかと思ったら、それがホテルに連れて行かれ、それがスイートルームで、バスローブを着たおじさんが立ち「どうするの？」と聞かれたそうです。すでに連れてきた男性はいなくなっていて「枕営業」だとわかり、森下さんは「ちょっとトイレに行ってきます」と言ってカバンを持って逃げたとこ告白しています。
枕営業の存在を認めた芸能人
指原莉乃さん
枕営業を取り上げた番組に出演した際、指原さんのあいづちのみの姿。放送後、これに対し指原さんは、ツイッターで「しゃべったけどダメなこと喋りすぎてダメだったパターンのやつね」と、自分が話したことがカットされたことを明かしました。どうやら、枕営業の事実を喋ったが、消されたということのようです。
若槻千夏さん
自身がグラビアアイドルだった2000年頃に、グラビアアイドルたちは、みんな大物タレントや番組のお偉いさんと関係していた「抱かれる時代だった」と発言。枕営業の事実を告白しました。
梅沢富美男さん
番組内で、枕営業の存在について、
「枕営業という言葉は、昔からこの業界では飛び交っている。やっている奴はいっぱいいた」と認めていました。
一昔前は、枕営業の関係を持つ当人から誘われるというより、事務所から「枕できる？」勧められることもあり、業界では、「枕あり」「枕なし」の事務所と色分けがあったそうです。
言葉の表現で、それが、枕営業なのか、愛人契約なのか、セクハラか、
セクハラや性強要であれば、許される行為ではありませんし、枕営業も不倫だったり愛人契約も不貞行為です。
今回のマリエさんの行為、
実名をあげて告発したものの、事実を証明するのは非常に難しい。
逆に、実名のタレントたちが、マリエさんを名誉毀損で訴える可能性もあり、たとえ事実であっても、証明ができず、リスクが高く、さらに被害を被る可能性もあります。
マリエさんも、当時18歳で、その時は大人を相手に訴えることもできずに泣いたのだと思います。今になって、告発することは決して遅すぎることでもません。マリエさんは発言しただけで告訴しているわけでもなく、証拠も証明できないことも分かっていつはず。ただ嘘ではなく、事実だということ告白したかった、悔しさが伝わります。
もしかしたら、今10代や若い女性が被害にあり泣いている人の手助けになるかもしれません。
ハリウッドのMe Tooに続き、日本の芸能界も変わることに期待したいですね。
